教会暦とは
キリスト教においては、イエスさまのご生涯を心に留める四つの時間を設けています。
多くの方がイエスさまのご生涯を待ち望みーー待降(たいこう)
イエスさまがこの世にお生まれになりーー降誕(こうたん)
イエスさまが十字架にかけられーー受難(じゅなん)
三日目によみがえられましたーー復活(ふっかつ)
この四つの時間を
・待降節(アドヴェント)
・降誕節(クリスマス)
・受難節(レント)
・復活節(イースター)
と呼びます。
それに加えて、クリスマス、イースターと
並んで大事な祝日とされているのが、
・聖霊降臨節(ペンテコステ)
です。これはイースターから50日目、
聖霊が降り、教会が生まれたことを祝うものです。
そして、この聖霊降誕節は、イエスさまの教えを
心に留める時期として待降節(アドヴェント)まで続きます。
これらはクリスマス以外は、×月×日といったように
決まった日にちがあるわけではありません。
ですから、教会の予定表によって、
今がどの節にあたるか確認しましょう。
教会暦
わたしたちの教会が特に覚えている日をあげました。先にあげたもの以外は教派によって、
また教会によって異なることがあります。
記 念 日 | 月 日 | 内 容 |
---|---|---|
待降節 | クリスマスに先立つ4週間 | イエスさまの降誕を待つ日 |
クリスマス | 12月25日 | イエスさまの誕生を祝う日 |
元旦礼拝 | 1月1日 | 新しい年を迎えられたことに感謝する日 |
公現日 | 1月6日 | イエスさまが神としてこの世にあらわれた日 |
信教の自由を守る日 | 2月11日 | 戦前の宗教弾圧に思いをはせ、信教の自由を願う日 |
灰の水曜日 | 復活祭の46日前の水曜日 | 復活祭への準備を始める日 |
受難節 | 灰の水曜日から復活祭前日の土曜日まで | イエスさまのお苦しみに思いをはせる日 |
棕櫚の主日 | 復活祭の前の日曜日 | イエスさまが十字架にかけられる前、イエルサレムに入場したことを祝う日 |
洗足日 | 復活日の前の木曜日 | イエスさまが十字架にかけらる前、最後の晩餐をされたことを祝う日 |
受難日 | 復活祭前の金曜日 | イエスさまが十字架にかけられた日 |
復活日 | 春分の日の後の最初の満月の次の日曜日 | イエスさまが復活したことを祝う日 |
昇天日 | 復活祭の40日後 | イエスさまが復活したのち天に昇られたことを祝う日 |
聖霊降誕節 | イエス様の昇天から1週間後 | イエスさまの昇天ののち信徒の上に聖霊が降りたことを祝う日 |
三位一体主日 | 聖霊降誕節から1週間後 | 父と子と聖霊の働きに思いをはせる日 |
世界聖餐日 | 10月第1日曜 | 世界のキリスト教会がイエスさまの十字架と救いに思いをはせ、ひとつとなる日 |
宗教改革記念日 | 10月31日 | ルターが95か条の提題を表明、宗教改革が始まったことを覚える日 |