主の祈

主の祈

天にましますわれらの父よ。
願わくは、み名をあがめさせたまえ。
み国をきたらせたまえ。
みこころの天になるごとく、地にもなさせたまえ。
われらの日用のかてを、今日も与えたまえ。
われらに罪を犯すものをわれらがゆるすごとく、
われらの罪をゆるしたまえ。
われらを試(こころ)みにあわせず、
悪より救い出したまえ。
国と権力(ちから)と栄えとは、
限りなくなんじのものなればなり。


                   アーメン


「主の祈」は、キリスト教会において、特別なお祈りです。
なぜ特別なのでしょう。
それは、この祈りはイエスさまが弟子に
直接授けてくださったものだからです。

「主よ、ヨハネがその弟子たちに教えたように、
わたしたちにも祈ることを教えてください」。
そこで彼らに言われた、
「祈るときには、こう言いなさい~

(日本聖書協会「口語訳新約聖書」
ルカによる福音書/11章1~2節)

だから、あなたがたはこう祈りなさい、
天にいますわれらの父よ、
御名があがめられますように。

(日本聖書協会「口語訳新約聖書」
マタイによる福音書/6章9節)

キリスト教にはさまざまな教派があります。
ですが教派は異なっても、キリスト教徒であればだれでも
この「主の祈」を唱えているのです。

この祈りを唱えることはキリスト者であることの証であり、
またイエスさまに連なっていることを
再確認できるときでもあるのです。